2018-04-18 第196回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
この上限数量を仮に撤廃するということになりますと、それによって交付金支出が増加する、そして調整金負担が増加する、それによりまして国内の砂糖価格が上昇する、結果、砂糖消費の減少を招くという負の連鎖になってしまいますので、結果として、てん菜の持続的な生産に支障が生じることから、適当でないと考えております。
この上限数量を仮に撤廃するということになりますと、それによって交付金支出が増加する、そして調整金負担が増加する、それによりまして国内の砂糖価格が上昇する、結果、砂糖消費の減少を招くという負の連鎖になってしまいますので、結果として、てん菜の持続的な生産に支障が生じることから、適当でないと考えております。
まず、その前に、せっかくのこの資料でございますから、やや誤解を受けるといけませんので、国産砂糖の八十円というのは、調整金を交付金に変えて農家に渡した後の砂糖価格でございます。サトウキビの例えばオーストラリアと日本の国内価格を考えてみますと、七倍ございます。
一方で、この調整金も、最近の砂糖価格の変動で累積欠損が生じて、追加的に税金をここに投入したりということもあるということなので、それについていろいろな形でやはり税金で対応せざるを得ない状況がある以上、先ほどありましたけれども、もちろん、その横軸、輸入している量とかそういったものも変化してくるので、負担がそのままそっくり同じとは言いませんが、ある意味、今後、国際的に戦っていく中では有効な手段になるのではないかなというふうに
そういう面で、全体の国際的な砂糖価格の上昇の中においては、この北海道のてん菜を生産しながら、そしてその中で価格をなるべく、そういう努力をしていただいて効率化して、国民の皆さんに提供していくということが一番大事なことだと私は思っているということでございます。 そういう面で、我々メーカー側としては、こんな例はないのであります。
○山本参考人 ただいま御指摘の政府交付金等収入につきましては、主なものが、まず第一に牛肉等の関税財源交付金が八百六十一億円、二番目に指定生乳生産者団体交付金が二百四十七億円、砂糖価格調整業務に係る交付金等が百三十九億円、生糸輸入調整等業務に係る交付金九億円でございます。
本法律案は、最近における砂糖をめぐる諸情勢の変化を踏まえ、砂糖価格の引き下げにより需要の拡大を目指すとともに、輸入糖と国内産糖との適切な価格調整及び市場原理の円滑な活用を図りつつ、生産者の経営の安定と砂糖製造事業の健全な発展を促進しようとするものであります。
○大沢辰美君 だから、砂糖価格を引き下げるわけですね。引き下げてもその分は帳消しになるということを今指摘したわけです、私は。 だから、農水省の資料でも、二十円未満の下げ幅で砂糖需要が回復すると回答した企業は百九十七社中二十七社しかありません。砂糖需要が回復するという農水省の見込みは非常にあいまいなものだと言わざるを得ないんです。
このように下がっていっている中で砂糖価格を引き上げてもその分は帳消しになるのではないか、このように思います。 しかし、今回、農水省が砂糖価格を二十円引き上げると言うが、砂糖の関税をゼロにするということも……
この糖安資金、糖価安定資金といいますものは、もともとは実質的には消費者の負担において積み立てられたものでございますから、その使途は直接的に消費者の利益になるものとすることが基本であるという考え方のもとに、砂糖価格の引き下げにつながるような、一つは輸入糖の調整金の時限的な引き下げ、またこの砂糖価格の引き下げにつながります砂糖工場の合理化、コスト削減対策、そういうものに使うことを考えているところでございます
今回の法改正の目的の一つは、突き詰めていけば、砂糖価格を下げて砂糖需要の拡大を図ろうとするものであり、そのための必要な措置を講じようとするものであります。
ということで、次に質問を進めまして、今度の法改正によれば、糖価安定資金千七百七十億円を財源として輸入糖調整金の三年間の時限的な引き下げを行うとともに、精製糖企業、国内産糖企業の再編合理化対策、甘味資源作物生産コストの削減対策などを講ずることにより、国内糖価、砂糖価格を引き下げ、砂糖需要の維持拡大を図ろうとするものであります。
反対の理由の第一は、本法案が、砂糖価格を引き下げるために、国産糖価格の決定に市場原理を持ち込み、価格支持制度を解消することです。 今回の改正に伴い、国産糖に入札制度が導入されるとともに、最低生産者価格の算定は国産糖価格や生産コストの変動率が反映されることになります。
またもう一つ、今までの砂糖価格安定のために千七百億円にも上ります糖価安定資金というのがあって、これを活用して今の構造についても抜本的な改革がなされるのではないかとも聞いておるわけでございます。 この二つの点について担当者の方からお聞きしたいと思います。
我が国の砂糖価格というのは、近年、低下傾向にございます。しかしながら、欧米諸国と比較をいたしますと、なお相当程度の的外価格差がございます。
○大河原国務大臣 お話のとおりでございまして、糖価安定制度によりまして、砂糖価格そのものの価格の安定とそれから国内産糖の保護と、この二つの大きな役割を演じておりまして、北海道はもちろん、沖縄、南九州等における国内産糖にとりましてぜひ必要な制度であり、今回の農業交渉においてもその基幹を守るように努力してきたつもりでございまして、今後もその制度の確保といいますか存続という点については努力しなければ相ならぬ
これは、主として国内の砂糖生産の合理化の推進が価格に反映されたということでございますけれども、今後ともそういう国内の砂糖生産の合理化の推進をいたしまして、国内の砂糖価格に適正に反映させてまいりたいというふうに考えております。
当然日本の砂糖価格は高いわけですから、民間業者はいろいろ知恵を絞っていろいろの形でこういうものを入れる、これはどうしてもやむを得ないことだと思います。それでいろいろな制約を設けますと、民間業者はさらにその間をくぐって入れる、これが通例でございますんですが、野放しにするわけにはいきませんけれども、ここら辺の問題について御当局はどういうふうにお考えになっておられるか、お聞かせください。
このうち砂糖を主成分とする調製食料品につきましては、輸入割り当て制度を撤廃すると同時に、砂糖の類似品が低関税率で輸入されることにより国内の砂糖価格の安定に対して影響を及ぼすことを防止するため、当該調製食料品の一部分について譲許税率を引き上げることとし、このため、アメリカ合衆国及び欧州経済共同体とそれぞれ交渉を行ってまいりました結果、本年二月に合意に達しました。
このうち砂糖を主成分とする調製食料品につきましては、輸入割り当て制度を撤廃すると同時に、砂糖の類似品が低関税率で輸入されることにより国内の砂糖価格の安定に対して影響を及ぼすことを防止するため、当該調製食料品の一部分について譲許税率を引き上げることとし、このため、アメリカ合衆国及び欧州経済共同体とそれぞれ交渉を行ってまいりました結果、本年二月に合意に達しました。
○山田委員 まず、今回審議されております日米及び日・EEC譲許税率修正または変更合意文書についてでございますが、いろいろ御説明を伺っておりますと、その概要は、六十三年二月のガット理事会でガット違反とされました農産物十二品目の中の一つ、砂糖調製品の輸入制限を四月一日から撤廃する、その際、我が国の砂糖価格安定制度あるいは砂糖関連産業への打撃を防ぐために、砂糖類似品の譲許税率を引き上げる、と同時に、その代償措置
ところが現在日本の国内の砂糖価格は、これは先生の方がよく御案内と思いますけれども、一キログラム当たり百七十五円前後と聞いておりますが、国内の砂糖価格が百七十五円前後のところに、百三十五円の砂糖のまがい品が入ってきますと、全国で七万三千戸と言われております国内の砂糖生産農家への打撃が非常に大きくなるんじゃないかということが心配されましたので、ガットとの整合性を保つために輸入制限を撤廃する一方で、砂糖類似品
このうち砂糖を主成分とする調製食料品につきましては、輸入割当制度を撤廃すると同時に、砂糖の類似品が低い関税率で輸入されることにより、国内の砂糖価格の安定に対して影響を及ぼすことを防止するため、当該調製食料品の一部分について譲許税率を引き上げることとし、このため、ガット第二十八条に定める手続に従い、アメリカ合衆国と交渉を行ってまいりました。
それから、先ほどからお答え申し上げておるところでございますが、砂糖は何といっても国際的な市況商品でございまして、価格は非常に振れやすいということでございまして、この糖価安定法のもう一つの機能といたしまして、こういった国際的に大きく変動する砂糖の価格が国内の砂糖価格に直接影響を及ぼすことを緩和しまして、国内の糖価の安定を図ることによりまして消費者、実需者に対しても利益をもたらしている。
○東(順)委員 こういうコスト低減、経営合理化、それが我が国の砂糖価格にそのままつながるわけでございますけれども、確かに現在の我が国 の砂糖価格はほかの農産物と同様、国際的に見ますとやはりかなり高い水準にある。この内外価格差という問題がございます。
それが一体どのように消費者の方にはね返っておるかという問題を提起したいわけでありますけれども、国内の砂糖価格というのはほとんど変わっておりません。
そこで、現在国内の砂糖価格を安定させる目的で積み立てであるところの糖価安定資金というのは去年の三月末で九百七十二億だと言っておりますが、ことしの三月末には千億を超える約千百五十億ぐらいになる、こう言っておるのですが、これは具体的にどの程度の金額になっておりますか。ただいまの現状をお知らせください。
砂糖の値段が下がったために、一番日本人がよく知っているのはフィリピンのネグロス島で非常なる飢餓が起きて、本当に悲惨な飢餓が起きたというのは完全なる砂糖価格の下落でございますが、どうもそういう一次産品の価格安定というのは、資本主義のメカニズムで動いている国際経済の中ではうまく機能しないというように私は理解をいたしております。
今まで政府が努力してきた項目を申し上げますと、電力、ガス料金の引き下げ、工業用アルコールの値段の引き下げ、輸入牛肉の差益の還元、小麦に対する価格の引き下げ、国内航空運賃割引制度の拡大、国際航空運賃の方向別格差の是正、国際通信料金、この負担の軽減、砂糖価格の引き下げ、塩の値段の引き下げ、あるいは石油、ガソリン等の還元促進、配合飼料価格の引き下げ、あるいは輸入品一般に関する還元を我々としては努力してまいったところでありまして